逃亡するあなたへ NO,2

僕があなたと一番共感できるのは、
常に何かから逃げているということです。

たとえ追われていなくても、
たとえ誰にも咎められていなくても、
心のどこかで“ここに長く留まってはいけない”と囁かれることがある。

僕もそうでした。
働いた場所を次々に変えたり、友人関係をうまく続けられなかったり。
外から見れば「落ち着きがない」と思われるのかもしれません。
でも実際は、ただ「そこにいるのが怖い」――それだけなんです。

だから、あなたが逃げる気持ちは少しわかる気がします。
世間から、誰かから、あるいは自分自身から。
何かに追われるように走り続ける気持ちを。

もしかしたら、僕たちはずっと「鬼ごっこ」を続けているのかもしれません。
ただ、子供のころと違うのは、笑い声が少なくなったことだけで。

もし文章が、あなたに届いたのなら、
どうかほんの少しでも、心のざわめきが静かに和らぎますように。